塩化アルミニウム液を使った手汗治療

手汗の治療に塩化アルミニウム液という薬が使用されることがあります。
あまり耳にしたことのない名前ですが、手汗治療の方法の中でも割とよく知られているものなのです。
具体的には、汗を分泌する穴の性質を変化させる塩化アルミニウムの効果を利用して発汗を抑えるというものです。
では、どのように処置するのかというと非常に手軽で難しいことはありません。病院で貰った塩化アルミニウム液を寝る前に手の平に塗り、次の朝よく手を洗って残った塩化アルミニウムを流すだけです。
これは基本的な処置方法ですが、医師の治療方針や患者さんの状態により多少違うこともあります。例えば、液体を塗って乾燥してくる度にまた塗ったり、手の平に液体を塗った後は手袋をして寝る事でより薬が浸透するようにしたり、といった違いです。
塩化アルミニウム液による治療は、効果があっても一度行えばそれからずっと良くなるというものではなく、薬が働いている時だけのものです。
もちろん患者さんの体質などによっても効果に差があり、良くなったと感じるに至るまでには時間もかかり即効性は期待できません。
ですが、塩化アルミニウム液での治療は副作用があらわれる事が少ないので、安心して実行できる治療です。
稀に液体を塗った後発疹が出たりしみたりする事があるようですが、丁寧に液体を洗い流していれば起こりにくいので、自分で勝手に判断せずに医師に言われたとおりに処置することが重要です。
また、用量をしっかり守って使用することを忘れないでください。
大量に使ったからといって効果が上がる事はありませんし、逆に発汗を抑制する働きが弱まってしまうことがあります。
なので、効果を実感できている時には薬を塗ることを中止して、手の平を休ませてあげてください。